人気ブログランキング | 話題のタグを見る

国連がえらいと思うのはもう古い

ブログ鷹森さんのブログを読み、先日の入管での人権侵害うんぬんの背景が読めてきた。

国連を利用して外圧を使い、法務省や政府に圧力をかけているやつらがいるということだ。

国連がそれほど情報収集能力に長けている組織かと言えば違うだろう。
日本の入管の状態について詳しいわけがないのだ。
刑務所の状況について、国連から調査が入ったというニュースもそうそう聞かない。
つまり、誰かが通報していることが元になっているのだ。
では、通報について裏を取るほどの操作能力があるのかといえばあるわけがない。
国連にそんな権限があると思うほうが無知なのだ。
たとえば北朝鮮の状況について国連が捜査員を派遣し調査するとしても、捜査権限には限界があるのだ。

また、刑務所においても同じことが言える。
なのに昨日取り上げた朝日新聞の社説ではことさらに国連からの韓国において日本では人権擁護が遅れているかのような論調だ。

見事なまでのマッチポンプでしかない。いつもの手口だ。
つまり、以前にも我孫子の白樺文学館の館長も国連の勧告により人権擁護を急がねばという言葉も、国連を盲目的に信奉する精神が見え隠れする。
国連を信じるのは結構なのだが、本当に入管において通報されているような人権侵害が行われていたり、刑務所で諸外国よりもむごい人権侵害があるのか調査するべきなのだ。
それから勧告が誤報によりものだとつっぱねたところで、国連はそれ以上追及しないのだ。

勧告がきたから人権擁護のほうを作るのではなく、まず実態の調査であろう。
従軍慰安婦がいるから、慰安婦の強制連行があったと結論付けるのと同じ理屈だ。
被害者がいれば加害者がいるはずだという思い込みも作用している。
しかし、人権擁護委員については被害者が委員になれば被害者による取締りが可能となり、客観的に罪なのかどうかを判定すべき機能がまったくなくなる。

国連による勧告によって人権擁護委員を作るという論理の飛躍はまったくおかしいということだ。

  by kimikaki2002 | 2005-03-19 20:03 | 政治

<< 国連信じてる人らって 不思議な連鎖 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE